on Kitchen ビストロとDRAW A LINE

on Kitchen ビストロとDRAW A LINE

目次

on your spaceではDRAW A LINEユーザーの、暮らしや働くことへの価値感、日々大切にされている「私らしい暮らし」をお届けします。

今回訪れたのは、LODGE BISTRO SARUの店長としてご活躍されている、山口さんのお店です。

LODGE BISTRO SARU
東京都目黒区、学芸大学のそばにあるレストラン。Bistro SARUの系列として2015年2月にOPEN。山の別荘をイメージしており、フレンチベースの山料理とロゼワインを看板メニューとしている。
HP:https://saru-gakugeidaigaku.jp/
Instagram:@lodge_bistro_saru


山口卓郎
LODGE BISTRO SARUの店長。常連客として店に通った後、2006年にそのまま就職。接客サービスからワインの仕入れまで多様な業務をこなし、店の全体的な管理を担当している。


ー いつ頃から料理がお好きだったんですか?

山口 幼少期の頃から、母が料理をしているところを横で見るのが好きでした。あとは、テレビ番組『料理の鉄人』の初期に出てらっしゃった陳建一さんの、おちゃらけたりして人を楽しませつつ、かっこよく料理している姿に憧れて、自分用に子供向けの包丁を買ってもらったりもしました。

ー そんな前から好きだったんですね。BISTRO SARUでお仕事を始めたのはいつですか?

山口 6年前です。高校卒業後の進路として料理の専門学校に興味を持って、そのまま飲食業に携わるようになったんですが、その時期にここに通っていたんです。

ー 元々はお客さんとして来られていたという事ですか?

山口 はい。当時のシェフの料理が好きだったので、月1度は来ていました。

ー 常連だったんですね。今はお店で働く側になってみて、どんなことを心掛けてお仕事をされているんですか?

山口 まずサービスマンである自分が楽しむことです。お家で食べるご飯と、外で食べるご飯の一番の違いは、サービスマンがいるかいないかだと思っています。サービスマンはお客様に楽しんでもらってナンボの職業だと思っているのですが、その当人が楽しくやれていないと、きっとお客様も楽しめません。

ー なるほど。やりがいを感じる瞬間はありますか?

山口 料理の説明で驚いてもらったり、たくさんのメニューからお客様にぴったりのものをご提案できたりして、帰り際に楽しかったと思ってもらったら、こちらとしても嬉しいです。

ー サービスマンというお仕事ならではの醍醐味でしょうか。

山口 そうかもしれないですね。最後に「ごちそうさまでした、ありがとうございました」と言っていただくこともあるんですが、本当は自分たちこそ「ありがとうございます」だな、と思います。

ー 素敵な考え方ですね。では、LODGE BISTRO SARUについてもお聞かせください。お店のおすすめ料理はなんでしょうか?

山口 グリルステーキなどのお肉料理を中心にご提供しているのと、そのお肉に合うようなロゼワインを多く選んでいます。

ー 美味しそう!ワインにもこだわっているんですね。山口さんが仕入れられているんですか?

山口 そうですね。店には他にもソムリエが何人かいますが、自分が仕入を担当しています。ワインはもはや個人の趣味でもあって、予定がない休日は家で勉強がてらに飲んで、ほろ酔いになったりしています(笑)

ー 確かに、お休みの日でも楽しめそうですね。

ー では、お店の雰囲気にこだわりはありますか。

山口 SARUの系列の4店舗は、それぞれ異なるテーマがあるんですが、このLODGE BISTRO SARUは山小屋がテーマのお店です。なので、内装も暖炉や木製のインテリアを取り入れたり、周囲に緑をたくさん植えたりしていて、温かみのある雰囲気にしています。

都会のど真ん中にあるお店ですが、そんな日常から離れられるような、特別感のある感覚になる空間になっていたらと思います。

ー 温かみがあって落ち着いた雰囲気ですね。山口さんのお気に入りはどんなところですか。

山口 この、店内にある半個室エリアです。昨年リニューアル工事して作りました。

ー 半個室だからか、ちょっとした秘密基地みたいで、なんだかワクワクしますね。

山口 そうなんです。特に、ソファがテーブルを丸く囲えるようになっていて、雰囲気も丸く、会話のしやすい空間になるのがお気に入りです。コロナ禍の中でも落ち着けるような、ちょっと特別なスペースになったらいいと考えて作られています。

ー コンセプトが素敵ですね!そんなお店の中で、DRAW A LINEを使っていただいていますね。

山口 はい、カウンターキッチンと、テーブル席付近に設置しました。特にカウンターキッチンのほうは、キッチン側とホール側の両方向から使えるようにしています。キッチン側には調味料や、ちょっとした小物を置いていて、ホール側からは予約台帳で使用しているiPadを置いたり、メニューを置いたりしています。

ー たくさん活用いただいていますね。DRAW A LINEを取り入れて、なにか変化はありましたか?

山口 ありました。この店内もキッチンも、あまり広くないので、いつも何か物を置くにも場所の確保がネックになるんです。あと、忙しい時はどうしても物を乱雑に置いてしまうんですが、お客様からの見栄えも良くないし、作業の効率も悪くなってしまうことがありました。

山口 DRAW A LINEを取り入れてからは、縦の空間に物が置けるようになったのと、物の定位置が決められた事で、スペースの課題がかなり解消されました。例えば、ドリンクメニューをすぐに出せるように収納したり、スープ皿の下に置くすべり止め用の紙などちょっとした小物を置いたりする場になっています。

ー DRAW A LINEがお役に立てて光栄です!最後に、山口さんが自分らしい暮らしや心を豊かに日々過ごすために大切なことは、どんなことですか?

山口 仕事やプライベートでも、オンとオフのスイッチの切り替えや、ちょっとしたストレス解消がとても大切なことだと思います。LODGE BISTRO SARUも、都会に住む方がオンオフを切り替えられるように、リラックスして、ちょっとぜいたくな料理や空間を楽しめるようにしていきたいです。

山口 コロナが流行ったことで、食べる飲むが好きだった方がそのための時間をなかなか取れなくなりました。けど、お店に来ることを楽しみにしていただいていた方が最大限楽しんでいただけるように、そしてその時僕自身も楽しめるように、準備しておきたいと思っています。

ー またぜひお店にお邪魔したいです。本日はありがとうございました!