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第1回となる今回は、DRAW A LINEのクリエイティブディレクションとプロダクトデザインを担当した、TENTさんの事務所を訪れました。

そんなTENTのデザイナー治田将之(はるた まさゆき)さんに、お仕事場でインタビューをお願いしました。

TENT
2011年に治田将之(写真右)と青木亮作(写真左)の2人によって結成され活動を開始したクリエイティブユニットです。 高層ビルのような固定された強さではなく、テントのように自由で風通しの良い強さを目指して、創作活動を行っています。iFデザイン賞金賞、グッドデザイン賞 ベスト100など、受賞多数。

公式ページ:www.tent1000.com



東京の中目黒駅をやや東に向かうと、桜の名所として知られる目黒川がゆったりと流れています。TENTさんの事務所は、そんな目黒川沿いの古びたビルの中にありました。

 こんにちは、お邪魔します。 

治田(はるた) はい、こんにちは。 

— 治田さんは、毎日この事務所に来られてお仕事されてるんですか?

治田 そうですね。朝早くに小学生の子供と一緒に家を出て、8時くらいには事務所についていますね。TENTは出社時間などは厳密に決めていないので、だいたい僕が1番に事務所にいます。 

 この場所でいつもされている事について、少しお話いただけますか? 

治田 主にプロダクトデザインのお仕事をしています。たとえば、家電メーカーさんやインテリア用品、キッチンツールなど様々なクライアントさんから、プロダクトデザインのご依頼をいただいて、この部屋でデザイン作業を行なっています。 DRAW A LINEの平安伸銅工業さんも、その1つですね。

 デザイン作業というと、具体的にどのようなものですか?

治田 CADで図面を描いたり、スケッチを描いたりしつつ、手元のコピー用紙に手描きでいろんなアイデアを描き巡らせているという感じです。そういった作業の場合には、1日中座っていることが多いですね。 

 座りっぱなしなんですね! 

治田 作図作業だとそうなりますね。ただ、紙などを使ってカッターやハサミを駆使してモックアップを作る作業もあるので、そのときには気分転換を兼ねて、立ち上がって作業していますね。 

治田 また、TENTには自社商品があるので、その梱包発送作業もしています。作業に応じて部屋のレイアウトも変えられるように、全ての棚にはキャスターがついていたりします。  

 なるほど。パソコン作業場所でもあり、工作場所でもあり、梱包発送作業場でもあるんですね。

治田 そうですね。狭いながらもいろいろ工夫して部屋を使っています。 

 そんなお部屋の中で、さっそくですが、後ろにDRAW A LINEがありますね。 いつもどんな風に使っていますか? 

治田 はい。自分のデスクのすぐそばに設置しているんですが、朝事務所につくと、カバンと上着、キーホルダーや財布、そしてスニーカーをDRAW A LINEに置いています。

 たしかに、上着やカバンって、意外と置く場所ないですよね。 

治田 DRAW A LINEを設置する前って、椅子の背もたれに上着をかけたり、棚にカバンを置いたり、なんとなくモシャっと置いとく感じだったんですけど、これをつけてからは、かなり収まりが良くなりました。 

 掃除もしやすそうですね 

治田 そうですね。一本の棒に全てが収まるので、設置面積がとにかく少ない。なので、クイックルワイパーでさっとひと拭きしたいときとか、ルンバなどのロボット掃除機なんかとも相性よくて助かっています。

 使っている組み合わせで、とくにお気に入りのポイントはありますか 

治田 実はこれから発売する製品の試作を使わせてもらってるんですけど、いま特に気に入っているのは2つあります。 
まず 1つめは小物置きですね。

治田 キーホルダーや財布などのバラバラした小物って、ただ置くと、雑然としちゃうじゃないですか。この小物置きは側面に壁があるので、バラバラしたものも、それなりにまとまる感じが良いです。

次に2つめは、このシューズラックです。

治田 靴って床にただ置いとくと脱ぎっぱなしみたいに見えちゃうんですけど、ここに置くと、きちんと収まるので気に入っています。 

治田 靴屋さんがやっているように、靴って横向きにが一番綺麗に見えますよね。このューズラックも、靴を横向きに置けるので、なんだかいつもより靴に愛着が湧きますよ。あ、僕の靴、少し汚れてますね(笑)。 

 汚れに気づけるのも良いのかもしれないですね。 

治田 そうとも言えますね。 

 では、DRAW A LINEを実際に使ってみて気づいたことなどありますか? 

治田 この部屋は、パソコンしたり、工作したり、梱包発送したり、撮影スタジオとして使ったり、状況に応じて使い方を変えてるんです。その点で、DRAW A LINE はいつでも気軽に位置を変更できるから、この部屋の使い道にすごく合っていると思います。

 たしかに、突っ張っているだけですもんね。ところで、他のメンバーの方にも使っていただいてるんですね。 

治田 はい。実はTENTの事務所では、DRAW A LINEを1人1本ずつ使っているんです。ちょうど向かい側で青木が白色を使ってますね。 

 メンバーそれぞれに専用ロッカーがあるみたいな感じですね。 

治田 そうそう、大きな会社だと、長細い個人ロッカーがあったりしますよね。こういうやつ。 

治田 僕たちみたいな小さな事務所だと、こういうものを置くわけにもいかないし、ロッカーと比べるとDRAW A LINEは1本の線ですみますから、視覚的に圧迫感がないのが良いです。 

あ、そうだ、もう1つお気に入りを言い忘れてましたけど、いいですか? 

 どうぞ

治田 DRAW A LINEには真鍮のマグネットもあるんですが、これが良いんですよ。友人にイラストを描く方が多いので、かわいいポストカードをよく送ってもらえるんですが、そういうちょっとしたものを、こんな感じで気軽に飾っておけます。 

治田 もちろんマグネットなので、仕事のメモを貼り付けるなんてこともできるんですけど、それよりもクリスマスカードとか年賀状とか、その季節にあったポストカードをもらった時に、さっと飾る。これだけで、事務所がちょっと和やかな雰囲気になるんです。

 たしかに、いいですね。 

治田 このポストカードもスニーカーも、上着もカバンもなんですけど、DRAW A LINEって、ただの置き場所にすぎないのに、置いたものに今までよりも少し愛着がわくんですよね。普段使うものを少し大事にしたいと思える。

まあこの商品を作った本人なので、大げさにとらえちゃってるところはあるかもしれないですけど(笑)。 

 ありがとうございます。ではいきなりなんですが、今回使っている組み合わせに名前をつけるとしたら、どんな名前がいいですか? 

治田 えっ、名前ですか!?
うーん、スモールオフィスセット、事務所セット、スマートなロッカー、なんだろうなあ 

 ぱっと思いつくもので大丈夫ですよ 

治田 手荷物と上着を預かる場所ってなんて言うんでしたっけ。 
あ、クロークだ。 

じゃあ「俺のクローク」! 

いや、それだとおじさんぽすぎるから 
パーソナルクローク」 はどうでしょう。 

 イメージしやすくていい名前ですね。実は、治田さんが使っているこのパーソナルクロークの組み合わせを、このWebページをお読みの方にも、そのまま購入していただける取り組みを考えています。

治田 なるほど。そういうことなんですね。

 はい。せっかくなので、この組み合わせを使う方に、何かメッセージなどあればお願いします。 

治田 なるほど。僕たちは仕事場で1人1本使っていますけど、この組み合わせって、1人暮らしや2人暮らしの方の玄関先でも良さそうだなあと思っています。なので、仕事場じゃなくてお家でもおすすめです。

 今日はありがとうございました。

治田 ありがとうございました。

パーソナルクローク SET

パーソナルクローク SET ブラック 200~275cm

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