インパクトドライバーとは何か
インパクトドライバーとは電動ドライバーの種類のひとつで、回転と打撃を組み合わせてネジを締めることができる電動ドライバーのことです。
回転によるネジ締めに加え、インパクト(打撃による衝撃)があるため、より強力にネジを締め付けることができる反面、衝撃が強いため木材やドライバービット(ドライバーの先のパーツ)を痛めてしまう可能性もありますので注意が必要です。
回転で締めるドライバーがネジのギザギザ、ネジ部に沿って締めるイメージに対して、インパクトドライバーはさらにネジを押し込む力が加わっているイメージです。
ちなみに私が使っているインパクトドライバーは、BLACK+DECKER EVO183P1。複数の工具の機能が扱えるいわゆるマルチツールです。
インパクトドライバーの主な機能
インパクトドライバーの主な機能のポイントをいくつか紹介します。
電力供給方法
電源コードを使って直接電力をとるタイプと、バッテリーを使って電力をとるタイプがあります。バッテリータイプはいわゆるコードレスタイプですね。
私のBLACK+DECKER EVO183P1はバッテリータイプ。決まった作業場が無く、家中どこでも使いやすいように、コンセント位置に依存しないのが私の住環境には都合が良いですね。
トルク値
トルク値とはインパクトドライバーのパワー、つまりネジの締め付け能力を表しています。トルクの単位はニュートンメートル(N・m)。数字が大きくなるほどネジを締め付ける力が強いことになります。トルク値は必要電力とも関係しています。
私のBLACK+DECKER EVO183P1のトルク値は、最大トルク 140N・m。後でご紹介しますが、makitaのTD171DRGXは最大トルク 180N・mです。なかなか比較が難しいですが、トルク値が大きいほどパワフルだ、と覚えておいてください。
本体形状
市販のほとんどがピストル型ですが、狭い場所のネジを力強い締め方をしたい場合は、スリムなペン型という選択肢もあります。
私のBLACK+DECKER EVO183P1も、ごくごく一般的なピストル型ですね。マルチツールだからか、若干頭でっかちかもしれません。
その他機能
上記のほかにさまざまな機能を備えたインパクトドライバーがあります。手元を照らすライトが付いているものや、回転スピードの調整ができるもの、腰から下げるためのフックがついているもの、防塵・防滴機能がついているものなど、各モデル特徴があります。
どんなインパクトドライバーを選べばいいか
これは別の機会に深堀りしたいテーマではありますが、インパクトドライバーはパワフルにネジ締めができるドライバーです。パワフルであればあるほど、電力だったり重量だったり、それなにり小回りが効かなくなってくることが考えられます。
取り回しのしやすさとパワフルさ、このバランスをどこに置くかでベストなインパクトドライバーが変わってくると思いますので、まずは実際に使うシチュエーションを考えて、検討してみてはいかがでしょうか。
インパクトドライバー主要メーカー
最後にインパクトドライバーをリリースしている主なメーカーをご紹介します。すべてを網羅しているわけではありませんが、ご参考ください。
- マキタ/makita:https://www.makita.co.jp/index.html
- ボッシュ/bosch:https://www.bosch-professional.jp/jp/ja/cordless-impact-drivers-wrenches-104636-ocs-c/
- パナソニック/panasonic:https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/powertool/type/jid-f.html
- ハイコーキ(日立工機/HiKOKI):https://www.hikoki-powertools.jp/products/diy/impact-driver/impact-driver.html
- 京セラ/KYOCERA:https://www.kyocera-industrialtools.co.jp/products/home/types/90
- ブラック・アンド・デッカー/BLACK+DECKER:https://asia.blackanddecker.global/products/power-tools/impact-drivers-wrenches/impact-drivers