独立・引越・出産。変化を支える軽やかな棚とは?(ALNE・美紀)

独立・引越・出産。変化を支える軽やかな棚とは?(ALNE・美紀)

開発ストーリー#3
ブランドづくりは仲間づくり
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目次

心地よい棚、心地よい暮らし。一人ひとりの個性が表れる“棚”を見せてもらい、暮らしへのまなざしを紐解くことで、正解のない棚の楽しみ方を一緒に考える「私の棚」。

第1回はインテリアアドバイザーとして活動するALNEの美紀さんにお話を伺いました。

美紀
大学で建築を学び、ショールームアドバイザーとして1,000人以上の部屋の提案、ホテルを中心とした商品提案・手配を担当。2022年北欧と日本の文化を合わせた新しい暮らしを提案するためALNE を設立。1LDK・74㎡。
Instagram:@alne_coffee


心地よさの目を養った、北欧と8回の引っ越し

ぐっと寒さを増した11月の雨の日、東京郊外のマンションへ。白を基調としたニュートラルな空間、レコードのゆるやかな音色に誘われ、心静かに落ち着いていきます。

インテリアコーディネーターの美紀さんが、暮らしの提案を生業にした原点は8回の引っ越し。どんな部屋もインテリアを変えるだけで心地よくなる。リアルな経験を積み重ねたことが、今に繋がっています。

「親の転勤に合わせてマンション、アパート、一軒家、平屋などさまざまな家に住んできました。当時から家具の配置を考えるのが好きで、家族に『ここにテーブルを置いたら?』など提案していましたね。環境が変わる不安があったから、家はなるべく居心地よくしたかったのかも」

1年半前、築30年のマンションをリノベーションし、今は夫婦+子どもの3人暮らし。静謐さの中に、自然素材や彩りある小物をミックス。選びぬかれた数々が余白の中にさりげなく佇んでいます。

「ミニマル好きですが、家はくつろぐ場でありたい」そう話す美紀さんが参考にしたのが、北欧と和のテイストを取り入れた“ジャパンディスタイル”。
ダイニングは北欧家具の定番として愛されるアルテックをベースに、飛騨産業のチェアを入れることで抜け感を。棚の上でそっと灯るのはイサム・ノグチの照明AKARI。

「はじめて北欧を訪れた時、日本と近いものがあると感じたんです。国は違えど、おだやかな国民性や自然を慈しむまなざしが似ている気がして。白の空間にそれぞれのエッセンスを散りばめることで、洗練感を和らげています」


変化にしなやかで在りたいから

どのような棚を選び、何を収め、飾るか。棚にはその人の個性が表れます。独立、引っ越し、出産など、この数年でライフスタイルが大きく動いた美紀さん。彼女にとって心地よい棚とは?

「暮らしの変化に合わせてしなやかに変えていける棚です。できるだけシンプルな佇まいを選ぶことが多いですね。枠組みがシンプルであれば、何を置いてもすっと空間になじんでくれるので」

その想いが色濃く表れているのが寝室にあるヴィツゥのシステムシェルフ。「より少なく、より良く」という理念のもと、数多のプロダクトデザインを手がけたディーター・ラムスの名品は、どんな場にもしっくり調和します。

「使いはじめて1年半ですが、どんどん使い方が変わっています。たとえば夫婦ふたりの時はオブジェや写真集を飾る“魅せる棚”でした。息子が生まれてからは実用的なものが増えました。ミッフィーの絵本、夜のお世話で使うライト、作業用のノートパソコン」

アイテムの大きさも色もさまざまなのにすっきりして見えるのは、棚が余白を携えているから。

「棚の種類を自由にカスタマイズできて、オプションを増やすこともできる。流行や時代に左右されることなく、生活者の変化に寄り添ってくれる軽やかさに惹かれています」


日常の煩わしさが、軽やかに消えた

「マットな白と装飾レスな美しさ。宙に浮くような佇まいで、つっぱり棒というイメージをいい意味で裏切られました」

AIR SHELFの第一印象をおだやかに語る美紀さん。リビングのソファ横に置いたシェルフは棚ごとに「飾る」と「収める」を分けたのがポイント。
繰り返し手に取りたい本、夫が描いたブーケの絵、育児グッズ。心赴くまま収めたあれこれが、以前からそこにあったかのようになじんでいます。

(奥行きの浅いShelf Sは飾り棚に)

AIR SHELFを取り入れたことで、無意識に抱えていた日常の煩わしさが、ゆるやかに消えていったそう。
それは「心地よい棚とは何か?」という問いに2年間向き合ってきたブランドチームの想いと呼応しているように感じます。

「まず、仕方なく床置きしていた子どものケアグッズを収納できたのが本当にうれしいです。形も色もバラバラで、統一感のないアイテムもAIR SHELFに置けばすっきり」

(お世話時にさっと取り出せるよう、一番下のHookとShelfに収納)

自分好みにカスタマイズできるオプションも、日々を助けてくれます。特にBookendは背面で固定するため本の横倒れの心配なし。耐荷重10kgも心強いです。

「本が倒れない。シンプルなのに、意外と叶えられてなかったんだ!って、AIR SHELFを使ってはじめて気づきました。小さなストレスがないだけで、こんなにも心地よい。寝室にあった本をリビングに置けたことで、育児の合間に読書を楽しめるようになったんです」

(ミニマムなデザイン、幅も自由に可変)

実は取材前、別の場所に設置してあったAIR SHELF。試しに移動してみようとその場で解体・組み立て・設置完了。時間にしてわずか15分。つっぱり機構ならではの軽やかさが、変化の多い美紀さんとリンクしました。

「今まで、棚の移動って大ごとでした。AIR SHELFは難しい組み立てがなく、天井と床で固定するだけ。気分の変化に合わせて、さっと場所を変えられる。その軽やかさは他にはないものですよね」

私たちの毎日は刻々と変化していく。その変化を棚にもしなやかに反映できたら、きっと心地よい暮らしに続いていく。

仕事が変わり、家族が変わり、住まいが変わった。変化のさなかにあっても、自らの心地よさを頼りにしていれば、大丈夫。美紀さんからはそんな気負いのなさを感じます。軽やかな生き方を選ぶすべての人に、AIR SHELFが寄り添っていけたら。

(写真と文:七緒)