“ちょうどいい”と満たされる。<br>僕が5本愛用する理由<br>(株式会社あんまん・ひらやま)

“ちょうどいい”と満たされる。
僕が5本愛用する理由
(株式会社あんまん・ひらやま)

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僕が5本愛用する理由
(株式会社あんまん・ひらやま)
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心地よい棚、心地よい暮らし。一人ひとりの個性が表れる棚を見せてもらい、正解のない棚の楽しみ方を一緒に考える「私の棚」。 第4回はAIR SHELFを5本愛用しているひらやまさんにお話を伺いました。

ひらやま
東京・清澄白河で一人暮らし。マーケティング支援や家具屋で働く日々。墨田区の銭湯上にあるオープンスペース『おざぶ』も運営。1LDK、50㎡。
X:@hrkzkrh
instagram:@hrkzkrh


4年間で見つけた、心地よさの尺度

川沿いのマンションを6階へ上がり、長い廊下の先に出会うコンパクトな居住空間。 ダイニング、リビング、寝室がゆるやかに混ざり、それらをつなぐのは北欧やカリモクの家具たち。 スピーカーから流れるキリンジに心がふっとほぐれてゆく。

「自分の感覚をちゃんと持って暮らしはじめたのは、つい最近なんです」

静かに口を開くのは、フリーランスのマーケターとして働くひらやまさん。 もともとインテリアや家具に興味はあったものの、20代は朝から深夜まで仕事に追われる日々。 家は“寝に帰るだけ”という時期もあったそう。

「当時の部屋にはあまり愛着を抱けませんでした。ベッドとキッチンがあってwi-fiがあって…最低限の機能はありましたけど、心が安らぐという感覚はなくて」

転機になったのは、2019年から4年間実践したアドレスホッピング。 コロナ禍でみんなが生き方を見つめ直したあの頃、数週間ごとにホテルやairbnbを軽やかに渡り歩く。 その時、肌で感じた心地よさの尺度が、今につながっています。

「いろんな部屋に泊まることで、自分はどんな空間が心地よいのか、見極められた4年間でした。 すっごく居心地の良い空間と、そうではない所があって。 たとえば一見シンプルでおしゃれだけど、安さ重視で家具を揃えた部屋はつまらないな、とか」


「ちょうどいい」に素直になると満たされる

2022年の夏から東京・清澄白河のマンションに定住しているひらやまさん。 今大事にしているのは、住みながら心地よさを調整すること。 なぜなら心地よさとは、日常に根を張り、生活する中で立ち上がってくるものだから。

アルヴァ・アアルトのスツール60、ボーエ・モーエンセンのJ39、イサム・ノグチのAKARI。 部屋に散りばめられた名作家具は、今の部屋に合うように一つひとつ選んできました。

「日当たりが悪くこもれる感じが、冬の北欧と重なっている気がして、北欧家具を中心に集めています。 選ぶ基準は美しさと実用性。 たとえばスツール60は、曲線美もさることながら、ちょっとしたサイドテーブルにもできる。 せっかくなら長く使い続けたいんです」

窓辺にこしらえたデスクは手を動かして作ったもの。 一日の大半を過ごす家だから、心地よさを丁寧に探りながら、身の丈に調整していく。 心地よさにちゃんと敏感でいる。心地よさをおざなりにしない。

「でも、そういうのはここに住みはじめてからです。 自炊するようになったのも大きいかな。 蛍光灯が苦手で間接照明を使い分けたり、小さい胃袋に合わせてお椀を手のひらサイズに。 “ちょうどいい”に素直になると満たされます」


5本使いの理由は、身体的な心地よさ

リビングに佇むAIR SHELFは、テレビやスピーカーなどの家電を中心に、本や小物など細々としたアイテムもすっきり収納。 壁一面を覆っているのに圧迫感がなく、周りの家具ともなじんでいます。

「この広い壁に統一感を持って収納できる棚を探していました」とひらやまさん。 フックでテレビを吊り下げたり、スピーカースタンドを試したり、棚のDIYを検討したことも。 でもデザインと機能を兼ね備えるものがなく、しっくり来なかったそう。

「だからウェブサイトを見た瞬間『あ、素敵。この壁で使えそう」とインスピレーションが湧いて、すぐに『Bedside Shelf Set』を購入しました。 どんどん買い足して今や5本に。 Shelfの横幅が50cmなので、1m幅のテレビ+スピーカーを2個置くと4本がぴったり。 窓辺の1本はJournal vol.2を参考にスキンケアスペースに」

(スピーカーとiPadは奥行きのあるShelf Mに)

「特にスピーカーを載せられるのがうれしいです。 耐荷重10kgなので重いものも安心ですし、座った時、一番いい音で聴けるよう耳の高さジャストでShelfを調整できる。 高さを自由に変えられるのはAIR SHELFならでは。 ここで聴いていると、心底、気持ち良くなってしまう」

私たちは体の大きさも置きたいものもみんな違う。 一人ひとりの身体的な心地よさをAIR SHELFの機能がそっとフォローしてくれる。

(身支度スペースとしても大活躍
さっとかけられるHookも重宝)

加えて、アアルトのテーブル90Bを合わせたことで、ぐっと奥行きのあるシェルフシステムに。

「帰宅したら、まず右のPillarに腕時計とカバンを置き、音楽をセレクトしてくつろぎ時間スタート。 ここで音楽を聴いて、ご飯を食べて、読書に耽る。 半径1mの”ちょうどいい”暮らしをAIR SHELFが叶えてくれました」

ちょうどいい収納って何だろう?試行錯誤の末に出会ったAIR SHELF。 手の届く範囲に好きを集結させ、美しく収める。 ひらやまさんの心身と調和するように佇む一つの棚が、心地よい暮らしをつくっていると感じました。

(写真と文:七緒)

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