DRAW A LINEユーザーが日々大切にされている「私らしい暮らし」をお届けするメディア、on your space。
ここでは、暮らしを豊かにする様々な切り口について、DRAW A LINEから各分野のスペシャリストにお話を伺います。
今回のテーマは「植物」です。
今回のスペシャリスト:Ricca 河村和也さん
造園学校卒業後、造園屋に就職。その後園芸店で10年務め、独立して2011年に岡山県総社市にて植物専門店「Ricca」を設立し、以後店主を務める。
Instagram:@ricca_soja
植物専門店「Ricca」店主に聞いた、植物に関する5つのQ&A
Q. 忘れっぽいので、しっかり水やりができるか不安です。対策はありますか?
A. 結論、曜日設定が一番。
例えば水やりの頻度については、週1回、乾燥に強い品種は1週飛ばす、と覚えましょう。土が乾いたら水をやるという考えは正しいけど、初心者にとっては加減が難しいし、最後にいつ状態を見たのかを忘れがち。曜日ごとだったら習慣付けしやすいし、根腐れしづらい頻度なので安心です。「〇曜日に水やり」など、作業と曜日を紐づけましょう。
Q. 植物が順調に育ってる!でも、大きくなりすぎたらどうしよう?
A. 怖がらず剪定してみましょう。
どんな植物もそれなりに大きくなることができます。その成長を楽しめるのが一番ですが、もし生活空間に合わなくなってきたら、思い切って不要な部分を切ってください。初めは抵抗感もあるかもしれませんが、成長点よりも上を切ればより健やかに伸びてくれる効果もありますし、切った部分から目が出る様子も楽しめます。
Q. 最近よく聞くハンギンググリーン。魅力を教えてください。
A. 植物の癒し効果が、最大限引き出される飾り方です。
例えば森の中だと、目線の高さの上にも植物がありますよね。ハンギングはそんなふうに、立った状態でも視界にパッと緑が入ってくるような、空間と癒しを最大限楽しめる植物の配置方法だと思います。コロナ禍で人気が高まって、手に入りづらくなった品種もあるようです。お気に入りに出会ったら、その貴重なタイミングを逃さずにお迎えしてください。
Q. 吊るす植物を選ぶときのコツはありますか?
A. まず吊るす場所を決めましょう。
植物の選び方について、いつもだったら「まず自分の好みがなんなのか」から考えることをおすすめするんですが、ハンギンググリーンに関しては別。場所が限定されるので、見切り発車で植物を選んでしまうと、結局生活空間に合わなかった、という残念な事になりかねません。どこにどういう風に吊りたいかを決めてから、品種を選べば失敗を防げます。
Q. 吊り鉢の植物の水やりって大変そう…ハードルの下げ方は?
A. 二重になっているポットを選んで、計量カップで水やりしましょう。
鉢の下の穴から水を吸わせる水やりの方法が理想なんですが、吊っている植物を降ろし、水をためたバケツに浸し、乾いたらまた戻す、というのは結構な手間です。2重底になっているハンギング用のポットを使えば、吊るしたまま浸せるので楽ですよ。水も毎回決まった量を計量カップで測れば、意外と水やりのストレスが減っておすすめです。
DRAW A LINE×植物。
植物専門店「Ricca」 店長 河村さんのおすすめのセットはこちら。
おすすめポイント:ハンギングに特化。植物をきれいに魅せられる
場所が限定されがちなハンギンググリーンですが、Tension rod CにHook BやBook standを使用する方法なら、より自由に設置場所を考えられると思い、この組み合わせを選びました。あとTable Aに植物を乗せると主役感が出て、鉢も含めて美しく飾ることができます。
最後に河村さんからひとこと
植物を育てるという趣味は、それを通して年代・性別問わずに人と仲良くなれることが魅力です。迷っている方は、とりあえず植物専門店に足を運んでみてください。なによりも、店主が一番楽しんでいることが分かっていただけると思います。