ラブリコで作る「ねこだな」は、猫が自由に上り下りできる踏台と収納を兼ねた、猫との暮らしをより豊かにするキャットタワーです。
初めて使う方でも扱いやすく、空間に合わせて自由にカスタマイズできるラブリコなら、愛猫ちゃんの好きそうな場所や、窓の高さ、家具の位置などに合わせて、それぞれの場所にぴったりフィットする居場所を作ることができます。
今回は3種類のねこだなの中でも、一番コンパクトで設置しやすい「ねこだな・かど」のレシピをご紹介します。
準備するもの
【材料】
- 2x4材 2本
※設置する場所の天井の高さから120mm短くカットした木材をご用意ください。 - 木箱 4個
- ラブリコ 強力アジャスター 2セット
- 皿木ねじ 24個(φ3.3mm×長さ35mm)
【道具】
- コンベックス(金属製のメジャー)
- プラスドライバー
- 鉛筆
《木箱について》
・木箱の背面(本来の底面)を2×4材の端に合わせます。
・木箱の背面にでっぱりの部材がついている場合は、部材の端を2×4材の端に合わせます。
木箱は好きなもので構いませんが、猫がステップとして使うため、箱同士の高さが350〜400mmずつになるようなサイズを選びましょう。
木箱のサイズと猫の体型によっては、ステップが小さいと感じる場合があります。
今回はW(横幅)約37cm / D(奥行)約26cm / T(高さ)約17cmの木箱を使用しています。
設計図
作り方
①2x4材にラブリコ強力アジャスターをはめます。
②木箱を取り付ける位置に印をつけます。(位置と向きは設計図を参照)
③印に従い、木箱を柱にねじ止めしていきます。
1つの木箱あたり4か所、止め方は下記をご参照ください。
柱A、Bが完成です!
④柱Aを設置場所に立て、垂直に立っているかを見ながらアジャスターを締めてつっぱります。
⑤先に付けた柱Aの木箱の背面から柱Bを滑り込ませ、木箱と柱が密着するように柱の位置を調整し、アジャスターを締めます。
上から見た柱と木箱の位置のイラストです。
⑥木箱をお互いの柱にねじで固定します。(1つの木箱あたり2箇所)
白い印のところをネジで固定してあればOKです。
「ねこだな・かど」が完成!
使用シーン
ねこだな・かどの全景。
窓の近くにステップを付けてあげると、猫ちゃんもご満悦。
楽しく動けて運動不足も解消!
猫が箱のなかの物を落としてしまっても危なくないように、上部の木箱には重い物や割れやすい物は置かないようにしましょう。
手作りのキャットタワーで愛猫がくつろいでくれる、この上ない幸せ。
LABRICOのアジャスターはつっぱり機構で固定するので壁にネジ穴をあけることなく柱の設置が可能。
生活の変化に合わせて取り外しや移動も手軽にできます。
強力アジャスターは動荷重にも強く、猫の元気な動きにも耐えられる構造なので安心してキャットタワーにご使用いただけます。
お部屋の角を利用して柱2本で立てられる「ねこだな・かど」。手順とポイントを押さえてもらえば、意外と簡単に設置できますよ!
ぜひ、愛猫ちゃんのために飼い主さんの愛情あふれる「ねこだな・かど」づくりに挑戦してみてくださいね。
ねこだな設計 / いしまるあきこ
(一級建築士・愛玩動物看護師)
6匹の猫たちと暮らす一級建築士・愛玩動物看護師。本名、石丸彰子。猫との住まいの設計・猫リフォーム施工の「一級建築士事務所まるねこ」、猫シッター「まるねこ」を主宰。DIYは2011年から取り組み、猫と暮らし始めた2013年から猫DIYに取り組んでいる。訪問・オンラインの「猫との住まい相談」、開放型シェルター「まるねこ」で保護猫活動も。パナソニック「わんにゃんSmile」監修、「猫との住まいアドバイザー」講師、認定NPO法人 人と動物の共生センター 理事。著書に『猫と住まいの解剖図鑑』(エクスナレッジ)、『猫と暮らすやさしいDIY』(KADOKAWA)、ほか。
http://maruneco.jp
ラブリコで作る「ねこだな」設置の注意点
●猫が降りる際、木箱の中の物に手をかけて落とすことがあるため、壊れやすいものは置かないようにしましょう。
●天井や床材の構造・強度等によっては、天井や床材が変形し、緩む可能性がありますので、取り付け2~3日後、その後も週に1回程度定期的に調節ねじを確認してください。
●キャットタワー・ステップの制作では、使用荷重が表示されている突っ張り製品を使用しましょう。猫の安全のために、ステップでは猫の体重の5倍程度の使用荷重があるものを選ぶことをオススメします。
※ラブリコ強力アジャスターは1本あたり使用荷重40Kgです。
キャットタワー使用上の注意事項
■使用上の注意
・猫が飛び乗ったり、降りたりする振動で倒れる恐れがありますので定期的に取り付け状態を確認してください。
・乳幼児や子供を製品の近くで遊ばせないでください。
・キャットタワーに人が乗ったり、寄りかかったり、ぶら下がるなどの荷重をかける行為はおやめください。
・猫によっては予期せぬ行動をとる場合がありますので、飼い主の目の届く範囲で使用してください。
・猫の予期せぬ行動から発生したケガや事故・破損に対する保証は致しかねます。
■使用荷重について
製品ごとに設定されている使用荷重を超えての使用はしないでください。
複数の猫で使用される際は、使用荷重に注意してください。
■設置場所について
火気や暖房器具のそばに設置はしないでください。火災ややけど、製品の変形の恐れがあります。万が一倒れても支障のないところで設置してください。