ここでは、暮らしにまつわる悩みを解決したり、暮らしの変化を楽しんだりする、「誰か」のお話をお届けしています。
「こんな暮らし、いいかも。」とあなたの暮らしを変えるヒントになれば幸いです。
ライター だんご
平安伸銅工業のスタッフ。ひとり暮らしのアラサーOL。SNSで見る「ていねいな暮らし」に憧れているものの、自分の怠惰とセンスの無さに絶望中。趣味は推し活。
朝、散らかった机の上で化粧をしながら「私の”理想の大人”ってこれでよかったっけ?」と、思った。
今のマンションは前に務めていた会社で転勤の辞令が出た時、引っ越してきた場所。
時間が無かったので家具はチェーン店で慌てて揃えました。
そんなに広くもない部屋。在宅勤務用の仕事道具とメイク道具は同じ机に置くことに。
これが、暮らしてみると自分の生活センスの無さを痛感させられることになります。
「おしゃれかも!」と収納が少ないオープンラックの机を買ったものだから、机の上にモニター、書類、読みかけの本、文房具、化粧品…といつも荷物で溢れかえってしまう。
そんな机で毎朝、前日の夜に使っていたパソコンと書類をとりあえずどかしてメイクポーチを取り出して三面鏡を置き、雑に化粧をする……。荷物だらけで見ばえもわるい。
奮発して買ったお気に入りの香水たちは奥に追いやられてしまって、最後につけたのはいつだったか分からない。
子どもの頃は、大人になれば自然と片付けもセンスも身についた「理想の大人」になって、親のようにちゃんと暮らせるようになると思っていたのですが…現実の世界はそんなに甘くはない。
この状況をどうにかしたいけれど、どうすれば片付くのかもわからない。
そんな時、AIR SHELF(エアシェルフ)でドレッサーを作った記事を偶然見つけ「せめて、化粧する場所だけでも別にすればマシになるのでは?」と思ったんです。
窓際に生まれたドレッサー
私は特別メイクにこだわりがあるわけではありません。
なので、これまで「ドレッサーを買う」という選択肢は持っていませんでした。
狭い部屋に新しく家具を置くのは邪魔になるし、そんなにたくさんのメイク道具があるわけでもないし…。
でも、AIR SHELFなら場所も取らないし、たとえ将来ドレッサーとして使わなくなっても、棚として活用できるから長く使えるだろう。
そんな楽観的な予測もあって、奮発して購入に踏み切ったんです。
部屋の端っこ、窓際のスペースにAIR SHELFを設置しました。
家具の組み立てやDIYは得意ではないので不安でしたが、ついてくる工具以外に用意するものは特になく、棚の高さも自分の感覚どおりに取り付けられるのがいい。
ひとりで作業して、1時間もかからず組み立てることができました 。
凛とした佇まいにキレイな棚板。
化粧品類を移動させ、上の棚にはお気に入りの香水を並べ、新しく買ってきた鏡を取り付けて、私だけのドレッサーが完成しました。
正直、雑誌に載るようなおしゃれなスタイリングとはいかない、けど、我ながら「良い感じに仕上がったんじゃない?」と満足。
少しずつ変わる、私の朝。
このドレッサーを置いてから、朝のルーティーンが少し変わりました。
毎朝、起きたらまずは窓際のAIR SHELFの前に座って、鏡に向かってゆっくり化粧をする。
窓から差し込む朝日が気持ちよくて、棚板も思いのほかしっかりしていたので、キッチンで適当に食べていた朝食もここに持ち込んで食べる様になりました。
これまでは寝起きで散らかった机を眺めながら
「このあとあの作業をして…。」
「あのメール返したっけな…。」
と事のことが頭をよぎって、なんだ朝から疲れていたのですが、自分の時間に集中できるように。
家を出る前に「今日はどの香水にしようかな」なんて選んでぶ時間も持てるようになり、ふと思う。
「あれ、私って今、結構『理想の大人』になれてるんじゃない??」
仕事もプライベートも、毎日バタバタで生きるのに必死で、部屋も散らかりっぱなし。
でも美的センスもないし、片付けるのは苦手だし、めんどくさがり屋なので「こんな私だから仕方ない。」と思っていました。
まさか部屋の中にドレッサーを一つ作っただけで、ちょっとずつ生活が変わって、少し自分のことを大切にしたり、認めてあげられるような時間ができるなんて。
暮らしを変えていくって、案外侮れない。
まだまだ目を瞑りたい場所は色々あるのですが、それにも少しずつ向き合っていければ。
だんごがドレッサーにしたAIR SHELF。ブランドページもぜひチェックしてみてください。