ここでは、暮らしにまつわる悩みを解決したり、暮らしの変化を楽しんだりする、「誰か」のお話をお届けしています。
「こんな暮らし、いいかも。」とあなたの暮らしを変えるヒントになれば幸いです。
ライター 山P
平安伸銅工業のスタッフ。成人した子ども2人と夫、猫2匹と二世帯住宅で暮らす。共働きなので家事は極力効率化したいし、狭い家をできるだけ広く見せたい。DIYはお得感があって好き。
我が家は主人と2人の娘の4人家族。そんな我が家に、ご縁があって2匹の兄弟猫がやってきました。
ずっと猫か犬を飼いたいと思っていたのですが、なかなか踏ん切りがつかず、家族みんなで悩んで、猫カフェにも行ったりして…。そんなタイミングで里親さんの募集をきっかけに兄弟猫を2匹とも受け入れることになり、念願の猫との暮らしがスタートしました。
猫のためのキャットタワーが欲しい!けれど…
そんな我が家の猫たちは元気いっぱいで、ダイニング横のケージによじ登って遊んでいます。
高い場所への移動は運動にもなるしストレス解消にも良いと聞くので、ゲージによじ登るだけでなく、もっと自由に動き回れる導線を作ってあげたいなと、市販のキャットタワーも検討したのですが、なかなかピンと来るものが見つからず…。
キャットタワーって柱も土台も大きくて、部屋を圧迫するものが多かったんですよね。
我が家は決して広くないので、猫のためとはいえ、大型なものを設置することに抵抗があったのと、爪とぎベッド上のスペース(幅60cm程)が、非常にもったいない!
もう自分でDIYしようかな…と考えていたところ、ラブリコの浮かせる家具ブラケットでキャットステップを作ってみるのはどうだろう?と思いつきました。
思いたったらすぐ行動の私は、家にある余った木材を使い、床からステップを伝ってゲージへと移動できる導線を整えました。
まさに猫たちのための空中回廊です。
ただ、お試しだったのもあり、取り急ぎで材料を集めたので棚板や棚受の色はバラバラ。
余っていた端材や棚受、もう使わなくなった娘たちのメイク机の棚板…寄せ集め感満載でちょっとインテリア的には合わないかも…と思ったのですが、とりあえず猫たちの反応を見てみることに。
子ども仕様から猫仕様へ
猫たちは2匹とも5kgを超える大きな体格なので、取り付けた当初は「ステップが小さいかな?」なんて心配していたんですが、軽やかにステップを使ってシャッシャッと遊んでくれるんです 。
その姿を見ていると、「あー、作ってよかったな」と心から思います。猫たちが楽しそうに動き回る姿を見ているだけで、私も本当に幸せな気持ちになれます。
最初は気に入らなかったバラバラの色の棚板や棚受も、時間が経つとなんだか寄木細工みたいで意外と可愛らしく見えてきました。何と言ってもダイニングを圧迫することなく空きスペースにぴったり作れたのが一番嬉しい!
猫たちが遊ぶ姿をダイニングで眺めながら、家族で「まるで昔一緒に行った猫カフェだね」「癒されるね」なんて言い合っています。
娘は2人とも成人し、それぞれ外の世界でやりたいことや夢中になれるものを見つけ、家を空ける時間が多くなってきました。親としては心配なことも、少し寂しい部分もあるのですが、猫をきっかけに会話が増えているのはありがたいことです。
二世帯住宅に住む義両親も、実は無類の猫好きだったことを飼い始めてから知って、会話の機会も増えました。今ではあまり家にいない娘たちより猫の方を孫のように可愛がっています(笑)。
猫たちが我が家にやってきて数年。「猫仕様」になったダイニングで猫たちが遊ぶ姿を眺めながら「ああ、次はあれを作ってあげたいなあ。」「こんなので遊ぶ猫の姿がみたいなあ。」と色々想像しています。そういえば解体したこのメイク用の机も、娘たちのために作ったんだよなあ…。
なんだか、第二の子育てみたいですね。家族の関係性が変わっていくように、猫との関係性もまた、暮らしの中で楽しんでいければと思います。
余談:足の上が定位置なマヤ君( ´艸`)