【ねこだな・まど】 ラブリコで作る、ペットフェンス付き窓枠用キャットステップ

【ねこだな・まど】 ラブリコで作る、ペットフェンス付き窓枠用キャットステップ

【ねこだな・かべ】 ラブリコで作る、壁面収納型キャットタワー Reading 【ねこだな・まど】 ラブリコで作る、ペットフェンス付き窓枠用キャットステップ 1 分
目次

ラブリコで作る「ねこだな」は、猫が自由に上り下りできる踏台と収納を兼ねた、猫との暮らしをより豊かにするキャットタワーです。
今回は3種類のねこだなの中でも、窓枠に設置するタイプのキャットステップで、猫が外の眺めや風を楽しめむこともできる、脱走防止と換気を兼ねた「ねこだな・まど」のレシピをご紹介します。


準備するもの

【材料】

【道具】

  • コンベックス(金属製のメジャー)
  • プラスドライバー
  • 鉛筆
  • はさみ

《木箱について》
木箱は好きなもので構いませんが、猫がステップとして使うため、箱同士の高さが350〜400mmずつになるようなサイズを選びましょう。
木箱のサイズと猫の体型によっては、ステップが小さいと感じる場合があります。
今回はW(横幅)約37cm / D(奥行)約26cm / T(高さ)約17cmの木箱を使用しています。


設計図

※制作いただく上でのポイント
・窓の高さと幅に合わせ、用意する板の数やフェンスの高さを調節してください。猫が逃げ出さないように、窓と柱などのすきまが3cmよりも小さくなるようにします。
・すきまの確認は柱を立てた状態とサッシを開閉した状態の両方で確認します。
・窓の外から見たときに目立たないよう、ジョイントはホワイトを使用しました。


作り方

①2x4材の上部にアジャスターアイアンをはめ込み、付属のねじで固定します。


2×4材の下部に付属の滑り止めを貼り付けます。


ジョイントアイアンを1×4材 (4本) の両端に取り付けます。


ジョイントアイアンを付けた1×4材を柱の下部に取り付けます。


シェルフサポートアイアンを使って、残りの1×4材 (1本) を柱の上部に取り付けます。


⑤付属プラスチック部分を取り外したペットフェンスを柱部分に並べます。


⑥フェンス留め具とねじでフェンスを柱に固定します。


止め方はこちらを参照してください。


⑦結束バンドでフェンス同士を結んでつなぎます。結束バンドの余りはハサミでカットしてください。


結束バンドの取り付け位置参考図
猫がフェンスに体重を掛けることを想定し、結束バンドは1つ飛ばしで多めにとめています。


⑧フェンス本体を窓枠内に立て、ドライバーなどを用いて上部のラブリコアイアンを締めます。


換気もできる脱走防止柵が完成です。


⑨最後に、高さを合わせながら木箱2個を2×4材の柱にねじで固定します。(1つの木箱あたり6か所ねじ止め)


「ねこだな・まど」が完成!


猫に窓を開けられないかが気になる方は、ねこだなと逆の窓に「サッシ用簡易錠」を取り付けてください。



使用シーン

ねこだな・まどの全景。


収納を兼ねた木箱にちょこんと座って窓の外を眺める姿が愛らしい。


日課のパトロールも自由にできます。うむ、本日も異常なし!


ステップの上り・下りで楽しく運動もできます。


他の「ねこだな」と合わせても◎。こちらは「ねこだな・かど」との組み合わせ。
お部屋の隅と窓枠に設置すれば生活スペースを圧迫しません。



窓枠に設置するタイプの「ねこだな・まど」は、猫が窓の外の眺めを楽しめるだけでなく、自然の風を取り入れてお部屋の換気をするのにも便利です。
木箱は下部にのみ取り付けているので、猫ちゃんも上り下りしやすく、上部のフェンスは光を遮らないのでお部屋の明るさも保てます。
脱走を防止しつつ窓辺の心地よい居場所を作ることができて、収納付きでインテリア性もあるキャットステップ。アイデア満載でとても魅力的ですよね。
取り付け、取り外しの簡単なラブリコアジャスターなら、手軽にその場所にあったねこだなが作れます。
みなさんもぜひ、アイデアと愛情のこもった「ねこだな・まど」を作ってみてくださいね。



ねこだな設計 / いしまるあきこ
(一級建築士・愛玩動物看護師)


6匹の猫たちと暮らす一級建築士・愛玩動物看護師。本名、石丸彰子。猫との住まいの設計・猫リフォーム施工の「一級建築士事務所まるねこ」、猫シッター「まるねこ」を主宰。DIYは2011年から取り組み、猫と暮らし始めた2013年から猫DIYに取り組んでいる。訪問・オンラインの「猫との住まい相談」、開放型シェルター「まるねこ」で保護猫活動も。パナソニック「わんにゃんSmile」監修、「猫との住まいアドバイザー」講師、認定NPO法人 人と動物の共生センター 理事。著書に『猫と住まいの解剖図鑑』(エクスナレッジ)、『猫と暮らすやさしいDIY』(KADOKAWA)、ほか。
http://maruneco.jp


ラブリコで作る「ねこだな」設置の注意点

●猫が降りる際、木箱の中の物に手をかけて落とすことがあるため、壊れやすいものは置かないようにしましょう。
●天井や床材の構造・強度等によっては、天井や床材が変形し、緩む可能性がありますので、取り付け2~3日後、その後も週に1回程度定期的に調節ねじを確認してください。
●キャットタワー・ステップの制作では、使用荷重が表示されている突っ張り製品を使用しましょう。猫の安全のために、ステップでは猫の体重の5倍程度の使用荷重があるものを選ぶことをオススメします。
※ラブリコ2×4アジャスター アイアンは1本あたり使用荷重20Kgです。


キャットタワー使用上の注意事項

■使用上の注意
・猫が飛び乗ったり、降りたりする振動で倒れる恐れがありますので定期的に取り付け状態を確認してください。
・乳幼児や子供を製品の近くで遊ばせないでください。
・キャットタワーに人が乗ったり、寄りかかったり、ぶら下がるなどの荷重をかける行為はおやめください。
・猫によっては予期せぬ行動をとる場合がありますので、飼い主の目の届く範囲で使用してください。
・猫の予期せぬ行動から発生したケガや事故・破損に対する保証は致しかねます。

■使用荷重について
製品ごとに設定されている使用荷重を超えての使用はしないでください。
複数の猫で使用される際は、使用荷重に注意してください。

■設置場所について
火気や暖房器具のそばに設置はしないでください。火災ややけど、製品の変形の恐れがあります。万が一倒れても支障のないところで設置してください。