ご要望は新たなオフィスの立ち上げ
ご相談いただいたのは兵庫県にて大学教授をされているK様。新たに大阪府にオフィスを構えられるとのことで、ラブリコを利用してオシャレに内装を整えてほしいというご要望をいただきました。
ご要望の概要
- 資料用の本がたくさんあるので、本やプリンタを収納できる棚が欲しい
- 6人が少しゆっくりと座れるような、打ち合わせデスクが欲しい
オフィスとしては収納スペースと打ち合わせスペースという王道ですね。
現地を拝見させていただきました
新たにオフィスを構えられるということで、もちろん、何もないお部屋です。細長い間取りで、長方形ですね。
ラブリコで何を作るか
今回のご要望を整理して、以下を作成することにしました。
- プリンタ、本が収納できる収納棚
- 6人がけの打ち合わせデスク
プリンタは割と大きいもののようですので、本などの収納と同じスペースでまとめますが、6人がゆったり座れる打ち合わせスペース。これはサイズ的にも市販のものではなかなか良いものが無いかもしれませんね。これもラブリコのプロダクトを使ってつくっていきたいと思います。
材料到着!作業に取り掛かります
今回用意した材料がこちら
- 2×4アジャスター(STAPLERFIX):3セット
- シェルフサポート:6セット
- スチールテーブル脚:6本
- 2×4木材(支柱用):3本
- 1×8木材(棚用):6本
- 天板用木材:1枚
その他あると便利なDIYツールはこちらの記事でも紹介しています。
DIYの強い味方。あると便利なDIYツール3種+1をご紹介!
https://ec.heianshindo.co.jp/blogs/labrico-inspiration/recommended-diytools
アジャスター、シェルフサポートは収納棚用。スチールテーブル脚は打ち合わせデスク用です。打ち合わせデスクの天板はパーティクルボードといった木材の小片を接着加工されたような合板だと、ネジがうまく入らなくなるのでご注意ください。
工具も準備万端!いざスタート!
まずは収納棚を作っていきます
2×4アジャスターのパッドを天井に取り付ける
今回は事前に棚を設置する場所を決めていたので、天井と床にマスキングテープでアジャスターをとりつける位置をマークしていきます。そのうえで、2×4アジャスター(STAPLERFIX)のパッドを天井に取り付けていきます。
このSTAPLERFIXバージョンのアジャスターは、パッドを天井にホチキス止めすることで、柱のズレを防ぎ、より頑丈なつくりにすることができます。
支柱となる2×4木材にシェルフサポートを取り付ける
続いて、柱となる2×4木材にシェルフサポートを取り付けていきます。先に棚受けを取り付けることで、同じ高さに棚受けを設置することができ、最終的に水平な棚を取り付けやすくなります。
棚を取り付ける位置を想定して、ビス止めする位置をメジャーで測り、エンピツで印をつけます。全て印をつけ終わったら、各木材ごとにズレがないかを確認。問題なければ実際にドライバーで棚受けをビスで止めていきます。
2×4木材を立てる
いよいよ、棚に使う柱を立てていきます。2×4アジャスターを木材にはめ込み、事前にマーキングした位置とパッドに合わせて仮置きします。位置が定まったら、2×4アジャスターのジャッキを回し、完全に固定します。
立てた後は少し離れた位置から見て、柱が反っていないか確認します。測定が間違っていなくても、天井が柔らかい材質だったり、壁やパーテーションが歪んでいるために柱が曲がって見える場合があります。曲がっていた場合は垂直になるよう、木材の角度を調整します。
最後に棚板を乗せて固定する
最後は、取り付けたシェルフサポートに棚板を乗せていきます。全ての板を乗せてみて、棚板が傾いていないかを確認します。棚板が傾いている場合はシェルフサポートを一度取り外し、棚板が水平になるよう上下に調整して取り付け直します。
問題がなければ、棚板とシェルフサポートをビスで固定します。この時、下から棚板を取り付けると作業がしづらくなってしまうため、上から順に棚板を取り付けることがオススメです。
収納棚、完成!
さあ、収納棚が完成しました!結構な資料が収納できそうですね。ラブリコのシェルフサポートは、ネジ穴が非対称なので、今回の真ん中の支柱のような、両側同じ高さに棚を配置したい場合でも、棚受けのネジ同士が干渉しないので、便利です。
写真の右下に大型のプリンターが配置される予定です。
次に打ち合わせデスクを作ります
天板を裏返しテーブル脚を取り付ける
まずは天板を裏返して、LABRICOスチールテーブル脚を取り付けていきます。
足を取り付けるときは5mmから10mmほど、天板の縁から離して取り付けます。ギリギリにビスを打つと、外側にズレてしまう可能性があります。そうなると、足が天板からはみ出てしまい、仕上がりが不格好になってしまいます。ネジを打つ前に鉛筆などでガイドを引いてあげるといいでしょう。
机は片側3人掛けなので、きちんとイスが収まるようデスクの足は天板に均等幅で取り付けるのではなく、長辺に対して1:2の間隔で取り付けます。
脚をすべて取り付けたら表に返して、完成!
え?もう?と思ったアナタ。そうなんですよ。天板に脚をつけたらもう終わり。表に返してはい完成!
拍子抜けするぐらい簡単でしょ?笑
写真は椅子を配置したところ。隣同士かなり余裕があるのが分かってもらえると思います。
2時間ほどでラブリコで作るオフィスが完成!
なんと、二人で約2時間の作業で完成しました。
もちろん設置の計画や、パーツや木材の準備、木材の表面加工などが済んだ材料を準備しているので、純粋に取り付け時間だけですが、その気になれば半日程度で完成するのではないでしょうか。
※今回は特別に弊社スタッフが設置を行ってまいりました。
今回のオフィス、かかった費用はおいくら?
さて、このオフィス、総額おいくらかかったのでしょうか。
- 収納棚
- ラブリコパーツ:約8,000円~10,000円
- 木材:約50,000円(加工&送料込み)
- 打ち合わせデスク
- ラブリコパーツ:約12,000円~15,000円
- 木材:約45,000円(加工&送料込み)
総額約117,000円
※購入先によって費用は前後します
ご依頼主から仕上がりの感想
設置後、ご依頼主のK様より仕上がりの感想を頂くことができました。
本来、インテリアデザインには数十万円はかかるところ、非常に低コストながらも、素晴らしい仕上がりに満足しています。入居すぐに仕事が始められる、気軽さがいいですよね。
実は隣のオフィスには友人が入居する予定なので、ぜひ紹介させていただきたいです(笑)。
とのこと。ありがとうございます!
ラブリコは実用的なスペースにも活用いただけます!
DIYというと、趣味の範囲でイメージされがちですが、今回のような実用的な空間にも、ラブリコはご活用いただけます。
もちろんデザイン面など、デザイン事務所さんや建築事務所さんには及ばない部分はありますが、自分のオフィスは自分でつくる、状況が変わったら簡単に取り外して違うカタチに作り直す。など、DIYのメリットもあります。