緑と暮らす人には、その人だけの心地よさがある。植物とともにある日々から、暮らしのかたちを紐解くシリーズ。
第1回は、英語朝活を行っているNaokiさんにお話を伺いました。
英語朝活コーチ Naokiさん
大人のための「英語朝活」を主宰。コロナ禍の2020年夏にビカクシダに一目惚れしたことをきっかけに植物の魅力にのめり込み、現在は毎朝、自分の朝食より先に水やりをするほど「植物ファースト」な暮らしを送っている。
Instagram:@naoki.english.everyday
能登屋英里さん
ビジュアルコンサルタント、整理収納アドバイザー。暮らしを美しく整えるプロとして、スタイリッシュなインテリアの中に、家族全員が快適に暮らせる「導線と余白」を調和させたお部屋づくりを提案している。
Instagram:@eiriyyy_interior
一目惚れした「ビカクシダ」から始まった、癒しの時間
オンラインで英語朝活を主宰するNaokiさんは、日々の忙しいスケジュールの合間に植物を愛でる時間を何よりも大切にしています。
そんな彼と植物の運命的な出会いは、コロナ禍の2020年夏のことでした。
ふと立ち寄った自由が丘のお店。そこで出会った、鹿の角のような奇妙で美しい葉を持つ植物「ビカクシダ」に、Naokiさんは一目惚れをしました。自転車のカゴに大切に載せて自宅へと連れて帰ったあの日から、Naokiさんの「植物と暮らす日々」が始まりました。
今では毎朝、英語朝活の講師として忙しい時間を過ごしながらも、自分の朝食より先に植物たちに水をやり、様子を眺める時間が、ただただ愛おしく、何よりの癒しになっていると言います。

「育てる」美学と、「飾る」美学のすれ違い
最初の1鉢だったビカクシダをきっかけに、Naokiさんの植物への愛はどんどん加速していきました。シダ系やエアプランツと愛しい仲間が増えるにつれ、リビングの日当たりの良い場所は、横幅1メートルもある大きな株や鉢で埋め尽くされていくことに。
部屋を優しく占領していく緑の生命力は、Naokiさんにとっては幸せな景色そのものでしたが、お気に入りの植物たちが増え、部屋が賑やかになればなるほど、ひとつの優しい「葛藤」が生まれることになります。
それは、お部屋を美しく整えたいと願うビジュアルコンサルタントの妻・能登屋英里さんとの、価値観のすり合わせでした。
「私はインテリア重視なので、ほっといても強くて、そこに飾ったときに映える植物を選びがちなんです。極端な話、お気に入りの場所にインテリアの一部として植物を置きたいと思っていました。」と英里さん。
対して、植物を生き物として深く愛するNaokiさんのスタンスは植物ファースト。「まずはこの子を元気に育ててあげること」が何よりの優先事項です。お互いに暮らしを大切に思っているからこそ、ご夫婦の境界線を優しく問い直す、象徴的な出来事が起きます。
植物たちに水をあげようと不意にNaokiさんが棚をまたいだ瞬間。Naokiさんの足が、英里さんのお気に入りだったポータブルランプに引っかかり、粉々に割れてしまったのです。
その時、ふと我に返ったNaokiさん。
「そのとき、ハッとしたんです。ここに暮らしているのは、植物だけじゃない。私たちなんだって」
大好きな植物たちには元気に育ってほしい。でも、大切な家族と暮らすこの部屋の心地よさや安全も、絶対に犠牲にしたくない。インテリアの美意識と、植物の命を健やかに育むこと。好きだからこそ夢中になっていた日常から一歩立ち止まり、どちらも諦めないための、新しい「折り合い」を探すことが必要でした。
DRAW A LINEが、二人の価値観を繋ぐ「仲介役」に
そんな二人のすれ違いを解決し、穏やかな境界線をもたらしたのが、一本のDRAW A LINEでした。
Tension Rodを立て、上から「風」と「光」を届けるためのインフラを追加する。
それだけで、お互いの妥協できないこだわりが、驚くほどきれいに結びつきました。

英里さんが「飾るために上に置きたい」場所が、ライトを照らすことで、Naokiさんの「健やかに育てる」特等席にも早変わりしたのです。
床に散らばっていた植物たちがアイレベル(目線の高さ)へと引き上げられたことで、部屋の床にはすっきりとした「導線と余白」が戻り、生活導線を妨げる心配もなくなりました。
「かつては、植物のために日の当たる場所へ動かすことに忙しく、朝食をゆっくり楽しむ暇はありませんでした」とNaokiさんは振り返ります。 だからこそ、DRAW A LINEと植物ライトがその生命維持の役割を代わりに担ってくれたことで、Naokiさんの心にも大きなゆとりが生まれました。
「手をかけた分だけ、植物はちゃんと応えてくれる。新しい葉がピシッと肉厚に、元気に育っているのを見るだけで、本当によかったな、と安心できるんです」
植物と生きる、穏やかなハーモニー
今、能登屋さんのご自宅では、かつて小さかった株がゆっくりと力強く大きくなっていく姿を、夫婦で並んで見守る光景があります。

英里さんは言います。 「Naokiさんが手をかけて、植物がどんどん生き生きとしていくのを見ると、やっぱり可愛いなって思う。私の気持ちも、Naokiさんの気持ちも、どちらも満たされる場所ができたな、と感じています」
動かす人のストレスが減り、一緒に住む人の気持ちも穏やかになり、植物もストレスなく健やかに育つ。 DRAW A LINEがもたらしたのは、単なる省スペースのテクニックではありません。
「自分たちの『好き』をどちらも否定せず、お互いの領域を認め合いながら暮らすこと」
植物という「ままならない他者」を迎え入れながらも、暮らしの真ん中に優しい余白をつくりだす。そんな「植物、育てる人、共に暮らす家族」全てにとって穏やかで豊かな時間が、今日も能登屋さんのリビングを温かく照らしています。


